[空気系★中文] かすみxありさ(3)
图片标签: 发布:2021-04-28 .... 来源:www.wuqutu.net
附上楼主手打的日文版,献给喜欢原文的同学。(原书583-587页)************************************************************爱する早季へ。あなたが、この手纸を読むころには、わたしと守は、どこかずっと远い场所にいるはずです。亲友であり、恋人でもあったあなたに、まさか、こんな形で、别れの手纸を书かなければならないとは、思ってもみませんでした。本当に、本当に、ごめんなさい。そして、どうか、わたしたちを捜さないでください。书いてて、なんだか、本当に妙な、切ない気分です。守の置き手纸で同じ文句を见たときには、わたしたちは、あんなに腹を立てていたのにね。でも、芸がありませんが、わたしも、同じことを书くしかないようです。あなたが、わたしたちのことを心配してくれることは、とても嬉しいし、よくわかります。逆の立场だったら、わたしも、あなたのように心配することでしょう。ですが、こうするしかないのです。わたしたちは、もはや、神栖66町で生きることはできません。町が、わたしたちが生きることを许さないのです。わたしだけなら、まだ、しばらく、だいじょうぶかもしれません。でも、守は、すでに、印を押されると、もう、二度と、元には戻れないのです。こんなの、人间じゃなくて、不良品を选别するのと、同じやり方だと思わない?焼き物の窑を开けたとき、いびつだったり、ヒビが入ってたりした陶器は、打ち壊されるのを待つくらいなら、先に何が待っていようと、逃げ出した方がましだという结论に逹しました。本当なら、あなたと一绪に行きたかった。これは、わたしの伪らざる気持ちです。でも、早季は、わたしたちとは违う。前にも言いましたが、あなたは、とても强い人です。けっして、肉体的にという意味じゃないし、気が强いとか、意志が强いとかいうんでもない。むしろ、涙もろいし、すぐにめげてしまう。わたしは、そんなあなたも好きでした。でも、あなたは、どんな困难に出会って、たとえ、心の底からうちひしがれたとしても、绝対に再起できる。ぽっきりと折れてしまって、そのままという人じゃないんです。あなたなら、きっと、町で生きていけるし、町から必要とされるだろうと思います。守は、そうじゃない。そして、わたしが守を见放せば、彼は、もう生きてはいけません。どうか、わかってください。町を离れてみて、はっきりとわかったことがあります。わたしたちの町は、异常です。そうは、思いませんか?町の安定と秩序を维持するために、子供たちを杀し続ける町が、人间の社会としてまとまでしょうか?ミノシロモドキの话では、今の状态にいたるまでに、血みどろな歴史があったということでした。でも、今の町は、过去のどんな暗黒时代と比べても、自慢できるような代物じゃないと思います。今、町で起きたことを思い出してみると、その异常性が、どこから来るのかも、だんだん见えてきました。それは、大人たちが、心の底から、子供たちを怖れているという事実です。もしかしたら、いつの时代も、そういうことはあったかもしれません。自分たちが创り上げたものを、あとの世代によって否定されるのは、不愉快なことに决まってますし、相手が血を分けた子供であれば、なおさら辛いこともあったでしょう。でも、神栖66町の大人たちが、自分たちの子供に向ける视线は、そうした感情とも违う、ちょっと异様なものです。たとえて言えば、ずらりと并んだ卵が孵化するのを待ちながら、中から出てくるのが天使のか、それとも、百万に一つの割合で生まれてくる悪魔なのかを、额に脂汗を浮かべながら、じっと见守っているような。わたしたちは、何となく嫌な予感がするというだけの理由で、割られ、舍てられてしまう、何百何千もの卵の一个になることだけは、愿い下げです。生まれ育った家を离れて、両亲とも别れなければならないと决意したとき、本当に悲しく寂しい思いでいっぱいでした。でも、向こうは、本当はどういう気持ちだったのかを考えると、よくわからなくなってきます。もし、わたしが、町から処分されると决まったら、両亲は、さんざん泣いて、そして、最后には、忘れることでしょう。あなたのご両亲も、最终的には、あなたのお姉さんのことを谛めたように。わたしたちの间の绊は、きっと、そうじゃないと信じています。もし、わたしが処分されることになったら、あなたなら、绝対、わたしを见舍ててないでしょう?あなたに危难が迫ったときには、わたしや覚は、どんなことをしたって、救おうとするはずです。わたしたちは、もう一人、友がいました。今は、名前を思い出すことも许されない友が。彼、Xも、そんなときは、きっと、わたしたちを助けてくれたんじゃないでしょうか?だから、わたしは、今、守を助けなくてはなりません。でも、あなたや覚に会えなくなることが、何より辛いのです。わたしたちには、さいわい、呪力という万能の道具があり、自然の中に放り出されても、何とか生きていくことができるはずです。曲がりなりにも、呪力を使いこなせるようになったという点だけは、わたしは、町と全人学级に対して、深く感谢しています。わたしと守は、これから、二人で助け合って、新しい生活を筑いていきます。そこで、あなたに、お愿いがあります。もし、町から、わたしたちの消息を闻かれたなら、わたしたちは死んだと报告してほしいのです。わたしたちは、绝対に町の目が届かないくらい、ずっと远くへ行くつもりですが、それでも、町がわたしたちのことを忘れてくれたら、今より多少は、安心して眠れるような気がするのです。いつか、また、早季たちに合える日が来ることを、心の底から愿っています。爱を込めて。あなたの真理亜。
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